お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
スーパーで「プリン体ゼロ」って書いてある食品をみつけたんだけど、わけわからなくて「プリン体ってなに?」ってなっちゃった(^▽^;)
はじめて聞くと、そうなっちゃうょね~
私もはじめて「プリン体」ということばを見た時は、「プリン体ゼロっていうことは、無い方がイイのかな?かわいい名前なのに、なにものなんだろう?」って思いました。
プリン体とは?
簡単にいうと、多すぎると痛風になる!というものです。
もともとプリン体は、穀物・肉・魚・野菜など食物全般に含まれる成分で、おもにうまみ成分にあたります。
人の体内にも常に存在しています。
プリン体と尿酸
通常プリン体は分解されて尿酸に変化し、体外に排出されます。
ですが、尿酸量が排出能力を超えて体内に蓄積されると、痛風の原因となります。
血液検査でわかる尿酸値
尿酸はふだんは体内で自然に産生と排泄がくりかえされる事で、一定の値を保っています。
- 男性:3.8~7.5mg/dL
- 女性:2.4~5.8mg/dL
血液検査の結果表で尿酸という項目でわかります。
7.0mg/dLを超えて尿酸が増えると血液中に溶けきれなくなり、結晶化がすすんで関節などに蓄積するようになります。
この7.0mg/dLを超えた状態が「抗尿酸血症」です。
さらに尿酸値の高い状態がつづいて尿酸塩結晶が蓄積し➡関節炎などにいたった状態が「痛風」です。
もともと男性は尿酸値が高いので、痛風患者は男性が圧倒的に多いです。
でも女性患者がゼロというわけではありませんよ。
痛風の症状
痛風はある日突然、関節に激しい痛みと腫れ(はれ)がおこります。
これを「痛風発作」といい、足親指の付け根の関節(第1MTP関節)に起こりやすく、70%がココです。
ほかに足の甲・足首・膝(ひざ)・くるぶし・手指の関節・手首・肘(ひじ)など。
発作は夜間におこることが多く、2~3時間すると痛みのおきたところが赤く腫れ(はれ)ます。
➡痛み・腫れ(はれ)は7~10日ほどでおさまり、何事もなかったかのように無症状の状態にもどり、これを間欠期といいます。
➡ですが治ったわけではないので、病院に行かず放っておくと発作を繰り返し「慢性関節炎」になってしまいます。
慢性関節炎:痛んで腫れた(はれた)箇所がコブのようになり、これを痛風結節といいます。さらに複数の関節で発作がおこるようになります。
尿酸値があがらないようにするには
プリン体を多く含むものを食べすぎないようにすることです。
もともと人体にはプリン体が存在しています。
食べ物で調節できるのは、全体の20%ほどです。
ですがプリン体を多く含む食品を毎日食べていたら…産生・排泄のバランスがくずれてしまいます。
プリン体を多く含む食品は、レバー類・白子・エビ・イワシ・カツオ・干しシイタケなどです。
お酒では、蒸留酒[ウイスキー・ブランデー・焼酎]より醸造酒[ビール・日本酒・ワイン]の方が多く含まれています。
これらは普通に食べる分には、たいして影響はありませんが「大好きで毎日かかさず食べたり飲んだりするんです。」ということになると尿酸値の上がる原因になります。
あ~だからプリン体ゼロのビールなんだ~
そっ!納得でしょ?
プリン体は細胞の核を構成する核酸(DNA・RNA)という物質の構成成分です。
悪者のように言われることの多いプリン体ですが、プリン体があるからこそ細胞は存在するのです。
美味しいからといって同じものばかり食べないよう注意しましょう。(⌒∇⌒)