お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
骨粗しょう症とは、簡単に言うと骨がスカスカになる病気です。
骨がスカスカってヤバくない?
考えただけでもこわいんだけど…
そうなんです。
たぶん今あなたが想像する以上に、コワい話になるかもしれません。
なんと…💦
やばい!骨粗しょう症
骨のしくみ
まず身体の中で一番かたい骨がスカスカになるって、どゆこと?って思いませんか?
思う!
骨はかたいといっても金属ではありませんから、丈夫にするのももろくするのもあなた次第なんです。
骨はカルシウムでできていると言いますが、このカルシウムの密度をしめしているのが骨密度です。
さらに骨を強くするのに、コラーゲンが協力しています。
これらを統合した、骨の良し悪し(よしあし)を骨質(こつしつ)といいます。
建物でたとえるならコラーゲンが鉄筋で、カルシウムがコンクリートといったイメージ。
両方の質がよければ、とても強い骨になるというわけです。
でも質が悪いと、目の粗い(あらい)スポンジのようになるのです。
これを「骨がスカスカになる」と言っているわけです。
でもいつの間にスカスカになるのでしょう?
骨もつねに新陳代謝をくりかえしています
えっ⁉骨が入れ替わってるの?
そうなんです。毎日休むことなく繰り返され、およそ5年ごとに全身の骨が新しく入れ替わるといわれています。
骨には、破骨細胞(はこつさいぼう)と骨芽細胞(こつがさいぼう)があります。
破骨細胞が古い骨をこわして穴をあけ、骨芽細胞がその穴をうめていきます。
これが繰り返されて、骨が作り替えられるのです。
もちろんいっきに入れ替わるわけではなく、毎日少しずつ繰り返されています。
そして破骨細胞と骨芽細胞のバランスがとれていれば、新しい骨は丈夫なものになります。
骨粗しょう症になる原因
閉経:女性ホルモンや男性ホルモンは、骨量をたもつのに役立っています。閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)が急に減るので、骨量がへり骨粗しょう症になりやすい。
加齢:年をとると腸でのカルシウムの吸収が悪くなります。そのため若い頃と同じ量のカルシウムをとっても身体に入る量は少なくなり、カルシウム不足になりやすい。
運動不足:運動で身体に適度な負荷をかけると、骨芽細胞を活性化させて新しい骨を作るはたらきをうながします。運動不足は骨に悪影響をもたらします。
ダイエット:カルシウムなどの栄養が不足しやすく、骨が弱くなります。10~20歳代で過度のダイエットをした人は、閉経後早い時期に骨粗しょう症を起こしやすいので要注意です。
糖尿病・慢性腎臓病:この病気療養中の人は、骨粗しょう症になりやすいことがわかっています。
骨粗しょう症になると?
骨粗しょう症になると、骨折がおきやすくなります。
骨折した部位によっては、その後の人生や寿命に関わってきます。
なに⁉どゆこと?
更年期以降はつまづきやすくなり、転倒して骨折することがふえます。
この時に骨折しやすい部位は、太もものつけ根にあたる大腿骨近位部(だいたいこつきんいぶ)です。
ここが折れるとほとんどの場合、骨をつなぎ合わせる手術や人工の骨を入れる手術をおこないます。
足が動かせるようになるまでかなりの日数がかかりますので、筋力が低下して歩行が困難になり、寝たきりになってしまうことがあります。
転倒した時に地面に手をついた場合は、手首や腕のつけ根の骨折がおこることが多いです。
首から腰にかけてつながっている背骨は、骨が弱くなっているとつぶれるように骨折する圧迫骨折をおこすことがあります。
この骨折はすぐに気づかないことも多く重症化し➡長期入院➡寝たきりになる危険性が高いので、注意が必要です。
骨折が原因で寝たきりになるなんて!
絶対ヤダ‼
骨粗しょう症の検査は、国や各自治体・指定に医療機関などで受診できます。
痛みもなく短時間ですので、40歳を過ぎたら一度調べてみましょう。
👇ココが大事!👇
更年期以降の骨折は一大事です。若い頃のようにゆっくり休めると思ってはいけませんよ!転倒防止につとめるとともに、日頃から強い骨づくりを心がけましょう!