お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
職場でインフルエンザ予防注射の助成金が出るんだけど、受けた方がいいのかな?
コロナ禍のなか、インフルエンザなんて流行ってないでしょ~受けなくていいんじゃない?
答え!高齢者や持病のある人は、予防接種することをおススメします。
インフルエンザはかかると、一定の出勤停止期間が決められています
企業側としてはコロナ同様、流行るとすご~く困るんです
コロナが広がる前、インフルエンザは毎年寒くなってくると流行り(はやり)出していました。
学級閉鎖・休校になったり死者も出て、子供からお年寄りまで影響が広がりました。
コロナとちがう所は、夏にはいったんおさまっていた事です。
インフルエンザは2種類⁉
ウイルスの種類はたくさんありますし、インフルエンザそのものも2種類ではないのですが、今回は特に私たちがよくかかわるA型とB型にしぼって調べたいと思います。
インフルエンザA型
38℃以上の熱が出て、のどの痛み・筋肉痛・関節痛をともないます。身体じゅうが痛くなるのが、特徴です。症状が短時間であらわれますので、普通の風邪とは区別がつきます。
短時間で発症しますので、いきなりの高熱と身体のあちらこちらが痛むのとで、身体がついていきません。
1週間ほどでおさまりますが、食欲もなくなってなかなかつらいです。
とにかく安静にして、熱が下がって、体中の痛みがおさまるのを待つしかありません。
インフルエンザB型
熱がさほど出ず、下痢や吐き気をともなうこともあります。風邪とまちがえることも多いので、放置して長引くことが多いようです。
また放置することで、他の人にうつしてしまう事も多いです。
予防注射って全員受けた方がいいの?
賛否両論あってむずかしいところです。インフルエンザの予防接種のききめは、はしかや水ぼうそうの予防接種のように高い確率ではないからです。
インフルエンザウイルスはたくさんの種類があります。以前は「今年はどの型が流行る?」のか予測しづらかったのが、今はどの型が流行るのかほぼわかるようになりました。
最近のインフルエンザワクチンは、A型2種・B型2種に対応しています。
B型は、人から人にしか感染しませんが、A型は感染力が強く、鳥や豚などの動物にも感染し、進化もするので100%防ぐことがむずかしいのです。
予防接種をうけていても、A型にもB型にもかかる可能性はあります。ただ重症化することは少ないでしょう。としか言えません。
インフルエンザの感染経路
インフルエンザのうつる経路は2種類あります。コロナ感染とほぼ同じと考えていいでしょう。
飛沫感染(ひまつかんせん)
くしゃみや咳(せき)をした時に、空気中にウイルスが飛び散って、他の人の鼻や口から体内に入り込む感染経路です。
学校・職場・電車の中など、人の多いところでの感染が多いです。
接触感染
インフルエンザにかかっている人のくしゃみ・咳(せき)によるしぶきが、ドアノブ・手すり・つり革・携帯・パソコンなどに付着し➡それを他の人がさわり➡さらにその手で目・鼻・口をさわった時に、粘膜をとおして感染します。
インフルエンザ菌はドアノブや手すりなど、つるつるしたものに付着しやすくて居つく時間も長いです。
外から帰ったら、手洗い・うがいを必ずしましょう!というのは接触感染予防のためなんです。
マスクの効きめ
コロナが広がっていろんな種類のマスクが出回っていますが、今回は以下の4種類をとりあげます。
- 医療用マスク
- ガーゼマスク(織布)
- 不織布マスク(サージカルマスク)
- ウレタンマスク
医療用マスクは、機能は抜群ですが高額なのと、網目構造が密すぎて息苦しさで長時間つけるのには不向きです。
ガーゼマスクは、網目が大きいのでインフルエンザウイルスをとおしてしまいます。でも冬は暖かくてノドの保護に役立ちます。
不織布マスク(サージカルマスク)は、一番飛沫を通しにくいと言われています。
ウレタンマスクは、薄くてスマートに見えるので見た目重視の人に選ばれます。
ですがマスクはしていれば安心~というものではありません
どんなに高機能のマスクを買っても、顔にフィットしなければ、すきまからウイルスはどんどん入ってきます。
あなたにあったサイズのマスクをさがすことができるのは、あなただけなんです!
これからもできればかからずに、うつらずにすませたい!
インフルエンザにかかりやすい人とか、かかりにくい人とかいるの?
いるよ!免疫力の高い人・自律神経が安定している人・体調のいい人がかかりにくいんだ
何でそんなにいっぱいあるのサ?
いや実はコレ全部おなじことを言っているし、コロナとも共通する事なんです。(^^♪
免疫力の高い人がインフルエンザにかかりにくい
免疫力は誰もが持っているものです。でもインフルエンザを例にとっても、毎年かかる人と大流行しても平気な人がいますよね?
免疫力は人によって差がありますが、自律神経が大きく影響しています。
自律神経ってなに?
自律神経とは、呼吸や消化など意志とは関係なくはたらいている神経系です。心臓が動く・胃が食べ物を消化するなど…他にもたくさんあります。
自律神経には、次の2種類があります。
- 交感神経:活動時や興奮時にはたらく
- 副交感神経:休息時・就寝時やリラックス時にはたらく
活動時・興奮時など元気な時にはたらくと「交感神経が優位になる」
就寝時・リラックス時にはたらくと「副交感神経が優位になる」と言います
この2つは、片方のはたらきが優位に立つともう片方がダウンするというシーソーのようなバランスで働きます。
交感神経優位だと顆粒球が増加して、副交感神経が優位だとリンパ球が増加します
なんかむずかしくなってきたぞ…
顆粒球とリンパ球
顆粒球とリンパ球は、白血球の中にある免疫細胞で病気の元をやっつけてくれます。
- 顆粒球:サイズの大きな細菌をやっつける(大腸菌など)
- リンパ球:ウイルスや花粉など小さな異物をやっつける
どっちも大事だから、かたよったらダメ?
そう、交感神経と副交感神経がうまくシーソーしていないと、免疫力にもムラができる!これが自律神経のバランスがくずれるということ
自律神経のバランスがくずれると?
交感神経の緊張が続くと、顆粒球が増えすぎて体内の有益な細胞まで攻撃します。そしてリンパ球が減少するため、小さな異物の処理力が落ち、免疫力が低下します。その結果、風邪からガンまでさまざまな病気にかかりやすくなります。かと言ってリンパ球が多すぎると、異物に過剰反応して花粉症などのアレルギーを引き起こします。
また自律神経のバランスのくずれは、低体温のもとになります。交感神経が優位の状態がつづくと、血管が収縮して血行不良になります。リラックスしすぎて副交感神経優位が長く続くと、筋力が低下して適度な発熱ができません。体温が下がると免疫がはたらきにくくなり、さらに免疫力が低下してしまいます。
自律神経のバランスって大事なんだね~
でしょう~?
自律神経や免疫はコントロールできる!
現代人は免疫力が低下しがちです。なぜでしょう?
寝不足が続いていたり、食事や栄養がかたよっていたり、不摂生をしている人ほど、免疫力は下がりやすいのです。
仕事や遊びで徹夜明け~とか、家事や育児に一生懸命で自分の食事は適当~なんてことになっていませんか?交感神経過剰です。
塩分の摂りすぎも、交感神経を刺激します。
睡眠と食事は、人が生きていくうえで基本的なことですし、毎日必要なことなのであなどってはいけません。
ですがダラダラと食べて寝てばかりをくりかえしていると、今度は副交感神経過剰になります。
一日のうちで、がんばる時間と休息の時間をバランスよく取り込まなければならないんです。コントロールするのはあなた自身です。