お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
更年期世代の8割以上が歯周病といわれています。
ホントかなぁ~?
歯周病で困ってる人、見たことないんだけど…
そうなんです…
歯周病って虫歯のようなはげしい痛みがないので、自覚して予防を心がけている人が少ないんです。
じゃあ痛くなってから、歯医者に行けばイイじゃん
なかなかどうして(^▽^;)それだと歯がなくなっちゃいますよ。
歯周病とは
歯肉炎・歯周炎・歯槽膿漏(しそうのうろう)の総称で、歯周病菌が原因でおこります。
まず歯ぐきが炎症をおこして腫(は)れ➡出血し➡歯がグラつき➡やがては歯を失います。
ふつう手の指などが腫(は)れたり出血すると、痛むので治療をしますよね?
でも歯ぐきだと腫(は)れてもたいした痛みはなく、出血も歯みがきの時に「アッ?」と思う程度なんです。
なにより口の中は鏡でうつさないと見えませんから、みのがしてしまいがちです。
そして歯がグラついた時にあわててしまう…
やば~~💦コワすぎるって~!
歯周病菌
歯周病菌は口の中では歯を失うまでの悪さをしますが、その他にも健康をそこなう悪さをするんです。
口から血液に入り込んだ歯周病菌は心臓で炎症をおこすと心内膜炎に、肺で炎症をおこすと肺炎になる可能性があります。
さらに身体のあちこちで炎症成分がふえると、糖尿病や動脈硬化をひき起こす原因になります。
更年期世代は歯周病になりやすい
問題の炎症成分は、女性ホルモンによっておさえられています。
閉経後、女性ホルモンが減少すると炎症レベルが高くなるため、歯周病になる可能性も高まります。
口内環境をととのえる唾液(だえき)の分泌も、女性ホルモンの影響をうけています。
まい唾液(だえき)っていろんな作用があって、身体を守ってくれているんです
- 歯垢(しこう)や口内を洗う浄化作用で虫歯予防
- 歯の再石灰化:初期虫歯ならミネラルをもう一度沈着させて歯を修復する
- ウイルスや細菌などを撃退する
- 消化作用はもちろん活性酸素を減少させる
すごいね!唾液(だえき)ってこんなにいろんなことしてくれてるんだ!
女性ホルモンが減少すると唾液(だえき)の量も減り、歯周病の発症をひき起こします。
痛くもないのに、どう気をつければイイのさ…
なっても歯肉炎(軽度)でおさえよう
歯周病は歯肉炎➡歯周炎➡歯槽膿漏(しそうのうろう)の順でひどくなっていきます。
できれば歯肉炎止まりにしたいですね。
歯周病は歯周ポケットに汚れや雑菌がたまった状態がつづくと、歯周病菌が繁殖して炎症をおこします。
歯肉炎はこの炎症が歯ぐき(歯肉)だけの段階をいいます。
歯周炎はさらに奥の歯槽骨(しそうこつ)にまで炎症がおよんだ状態です。
ここまでくると歯がグラついてしまうのです。
歯周炎でもほんの初期段階、軽度の歯周炎なら治療によって改善できます。
歯周ポケットをチェック
私たちは子どものころから、虫歯にならないよう歯みがきをしてきました。
歯垢(しこう)をおとす歯みがきをしてきました。小学校に歯科衛生士さんが来て指導してくださいましたね。
それはまちがいではありませんし、これからも必要です。
さらに歯周病予防として、歯周ポケットを意識してほしいんです。
歯周ポケットは歯と歯ぐきのすき間のこと。
健康な歯と歯ぐきの人は、すき間があっても1~2㎜ほどです。
でも歯周ポケットに汚れや雑菌がたまり歯周病菌が繁殖すると、炎症がおこって歯周ポケットが深くなり➡さらに汚れもたまりやすくなるといった悪循環になります。
- 歯みがき中に出血する
- 朝起きた時、口の中がネバネバする
- 歯ぐきの色が赤っぽくなってきた
- 歯と歯のすき間が大きくなった
といった変化に気づいたら、歯肉炎のはじまりです。
口中ケアのしかたを見直してみましょう。
おススメ!歯間清掃
いままで歯ブラシだけでケアしていた人は、フロスや歯間ブラシで歯と歯の間の歯垢(しこう)をおとしましょう。
デンタルフロス
糸を歯と歯の間に入れて汚れをかきだします。
糸巻タイプと持ち手のついたタイプがあります。
糸巻タイプは糸(フロス)を指に巻きつけて使います。
最初は少しコツがいります。
持ち手のついたタイプは、糸巻タイプとちがって片手でできるのが便利ですね。
私は反対側がとがっているピック付きを愛用しています。
歯間ブラシ
歯の根元にすき間がある人は、使ってみましょう。
すき間を押し広げることにならないよう、細いものからためしてください。
フロスも歯間ブラシも安いものを購入して、ドンドン使い捨てていくのが菌撲滅にも役立ちます。
気になる時は歯医者へ
歯医者は虫歯をなおすだけではありません。
歯周病のチェックだけでもしてくれます。
歯みがきの指導だけでもしてくれます。
ここからは私が先日久しぶりに虫歯治療に行った時のことです。
何日かかかった虫歯治療の終盤あたりで「歯ぐきの様子もみていきますね~」と言って歯ぐきチェックをしてくださいました。
私の場合は初診の問診票の「他の気になる所も治したい」という項目に〇をつけたので、たいした意思確認もなく見てくださったのだと思います。
歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に針のような道具を当てて深さを測っていたようでした。1本の歯につき6か所、表と裏もしてくださいました。
とくに歯周病という指摘はありませんでしたが、「口臭が少しあるかもしれませんね」「歯の表面はよくみがけていますよ」と言われました。
そして教えてくださった歯みがき指導…目からウロコでした!
歯ブラシの先を使って、歯の根元の歯間をマッサージするように軽くたたくんです!
先生がお手本でやってくださった時には結構流血しましたが、「大丈夫!大丈夫!1週間くらい続けると出なくなるよ」とのことでした。
表裏ともにやりましょう!反対側に汚れがかき出され、歯ぐきのマッサージにもなって歯ぐきがキュッとひきしまるんです!
歯間ブラシやフロスでもできますが、歯ブラシだけでも十分なんです
たしかに!歯間ブラシやフロスじゃ、マッサージ効果は少ないよね
歯間ブラシは弱った歯ぐきを押し下げてしまう可能性が高いので、やりすぎないようにしてくださいね
これは私の今の歯ぐきの状態に対する歯みがき法です。でも
- 歯みがきの時、血が出る
- 口の中がネバつく(唾液が糸をひく)
- 口臭があるかな?
- 歯ぐきの色が悪いかな?
とくに痛みがなく、上のような気になる項目があるなら、だいたい私と同じです。
マッサージ歯みがき法をオススメします!(⌒∇⌒)
口中のどんな相談にものってくれる医師をさがすことも、とても大切です。