お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、子どもや老人だけの病気だと思っていませんか?
誤嚥(ごえん)とは、食べ物が気道に入ってしまうことをいいます。
これとは別に、本来飲み込まないもの(電池・コインなど)を飲んでしまうことを誤飲(ごいん)といいます。
子供が小さい頃は、ピーナッツ肺炎がこわくて、長い間ピーナッツを食べさせてあげられなかったなぁ~
ピーナッツ肺炎とは
ピーナッツのかけらが気道から肺に入り、ピーナッツから出る油で肺炎になる。レントゲンには写らないので、診断がむずかしい。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)なんて、子どもの病気じゃないの?
いやいやそうじゃないんです。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは
唾液(だえき)や食物などが気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。
その唾液(だえき)や食物にふくまれた細菌が、気管から肺に入り込むことでおこるのが誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)です。
肺炎は高齢者にとってこわい病気だといわれています。
でも高齢者でなくても肺炎はとてもやっかいな病気です。
若い人でも更年期世代でも肺炎になると、とてもしんどいツライ思いをします。
できれば一生なりたくないですよね。
誤嚥(ごえん)しなければイイんでしょ?
しっかり噛(か)んで、ゆっくり飲み込みま~す!
そうですね、とても大事なことです。
もし食べ物を誤嚥(ごえん)してしまっても、追い出そうとしてむせるので、たいへんなことにはなりにくいでしょう。
ですが眠っている間に唾液(だえき)や鼻水をすこしずつ誤嚥(ごえん)することがあり、これが気づきにくいのです。
寝てる間に誤嚥(ごえん)って、どゆこと?
むせて目がさめるでしょ?
誤嚥(ごえん)してむせるのを顕性誤嚥(けんせいごえん)といいます。
就寝中に唾液(だえき)や鼻水をすこしずつ誤嚥(ごえん)する時は、むせないことが多いのです。
これを不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)といいます。
寝てる間に勝手になるんだったら、防ぎようがないじゃん…
防げるよ!寝る姿勢を工夫すればいいんだ
あ~なるほど~!
その前に、あなたが寝ている間によくヨダレを出す人なら、不顕性誤嚥の確率は低いです。
不顕性誤嚥をふせぐ姿勢
あおむけで寝るのはオススメできません。むせない誤嚥(ごえん)を防ぐことはむずかしいです。
のどの構造を頭にやきつけていただくと、おぼえやすいかもしれません。
あおむけになると、のどから気管の入り口までが比較的まっすぐになります。
頭をすこし高めにすると、自然に唾液(だえき)・鼻水が気管に流れ込む状態になるのです。
ですが横向きで寝ると、口の中で唾液(だえき)のたまり場所ができます。
枕をすこし低めにすると、より不顕性誤嚥の可能性はひくくなります。
結論!横向き姿勢で頭を低めにするのがオススメ!
でも一晩中同じ姿勢はありえないよ~寝返りうつし…
そうだよね!だからできるだけ横向き姿勢が多くなるよう、工夫しましょう!
寝始めは横向きでねて、寝返りもうちやすいように広めのベッド・布団で寝ましょう。
寝返りの回数も多い方が、不顕性誤嚥の確率は低くなります。
筋肉がやせたり、こわばったりすると寝返りの回数がへってしまいます。健康な人は一晩で20回前後の寝返りをうちます。
健康的に寝返りがうてるよう、運動不足・ストレッチ不足に気をつけましょう。
身体を動かすことって、ココでも大切になるんだね!