お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
ストレスとは
もともと物理学の分野でつかわれている言葉で、物体が外から圧力をうけている状態をストレスといいます。
ですが今回は、私たちが日常よく言うストレスが原因でなってしまう体調不良について、調べてみたいと思います。
ストレスで病気になるなんて…ぜったいに避けたい!
ストレスの種類
物理的ストレス
暑さや寒さ、騒音や混雑など。
化学的ストレス
公害物質、薬物、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など。
心理的・社会的ストレス
人間関係・仕事上の問題・家庭の問題など。
ストレス反応の種類
ストレス反応とは、ストレスをうけたことによって現れる症状のことです。
心理面でのストレス反応
活気の低下・喪失感・不安・あせり・集中力の低下・イライラ・気分の落ち込み・興味関心の低下など。
ストレスが原因だとはなかなか気づきにくく、対処が遅れがちです。
身体面でのストレス反応
肩こり・腰痛・頭痛・節々の痛み・動悸(どうき)・息切れ・目の疲れ・胃痛・食欲不振・便秘・下痢・不眠など。
症状としてはわかりやすいのですが、ストレスが原因でないことも多いので、まず病院で検査を受けることをおすすめします。
特に50代、60代以上の人は肉体的な不調の可能性も高くなってきます。
行動面でのストレス反応
飲酒量や喫煙量の増加・ドカ食いや拒食・衝動買い・出社拒否・仕事でのミスや事故・ヒヤリハットの増加など。
症状としては、まわりから見ても一番わかりやすいでしょう。ですが問題は、本人が認められないことが多いんです。
「病院に行ったら?」ではなく「いつもと違うようだけど大丈夫?」といった声かけをおすすめします。
では具体的にどんな心の病があるのでしょうか?
ストレスからくる病(やまい)
燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)
持続的な職務上のストレスによる衰弱状態(意欲喪失・情緒荒廃)をいいます。
ワーカーホリック(仕事中毒)と呼ばれる人がなりやすい。
朝起きられない・会社に行きたくない・飲酒量が増える・家庭生活の崩壊・対人関係をさけるなどの症状がみられます。
自律神経失調症
ストレスで自律神経が乱れた時に発症します。
全身の倦怠感・頭痛・肩こり・多汗・しびれ・動悸(どうき)・めまいなど。精神的には、不安・緊張・躁鬱(そううつ)など。
無気力症候群
いわゆる五月病。
GW明けごろから急に仕事に対する関心や意欲を失って無気力な状態におちいります。
不眠症
布団に入ってもなかなか眠れない・うなされて途中で起きる・目が覚めたあと寝付けないなどで、疲労感が残ったり、朝起きられない・昼間眠いなど、日常生活や健康に支障をきたす状態をいいます。
テクノストレス症候群
テクノ不安症
コンピューターと無縁だった人が使用をよぎなくされ、うまく使えずにストレスを感じておこる症状。
テクノ依存症・ネット依存症
コンピューターのことしか考えられない・デジタルな考え方しかできないなど、人や社会とコミュニケーションがとれなくなる状態。
VTD症候群(VTD障害)
ディスプレイを見ながらキーボード操作を長時間する事でおこる身体的症状。一種の職業病。
疲労・首肩腕の痛みやコリ・眼精疲労など。
引きこもり
社会から逃避して、自分の部屋からほとんど外出しない状況のこと。または閉じこもる人の事。
原因は現実のイヤな状態から逃げるためで、内容はさまざま。
うつ病
ゆううつな気分をおもな症状とする病的な精神状態のことです。
精神的な落ち込み・やる気や興味がわかない・疲れやだるさが特徴で、特別な病気ではないのに発症し、自身の力で回復するのがむずかしい状態になります。
うつの自己判断はとてもむずかしいです
仕事や家事がイヤになることは、誰にでもあります。
でもイヤだと思う気持ちを一日中引きずるようになると、うつのイエローカードです。
ストレスは、まったくないのも身体によくありません。
でもそんな人は圧倒的に少ないでしょうね。
病気になるまでガマンしないで、「ダメ!」「無理!」と言うことも考えましょう。