お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
一過性全健忘(いっかせいぜんけんぼう)なんて、聞いたことないなぁ~
いろんな症状と同様に、だれもがなるものではありません。
健忘症(けんぼうしょう)とは
健忘症(けんぼうしょう)なら聞いたことあるんじゃないでしょうか?
正確には健忘症候群とか、健忘症障害といいます。
ものを忘れるのには、時系列的なもの
- 逆行性障害:現在より前のことをおぼえていない
- 前方向性健忘:これからのことがおぼえられない
時期間的なもの
- 短期記憶:数分間のことをおぼえる記憶
- 近似(きんじ)記憶:数時間~数日のことをおぼえる記憶
があって、健忘症はこのすべてにあてはまる物忘れや記憶障害がでます。
たとえば
人と約束していたことを忘れたり、物をなくしたり、病院名を思い出せなくなったりなどです。
でもこれは原因や脳の悪い部分を確定できるので、治療法が明確です。
一過性全健忘(いっかせいぜんけんぼう)は健忘症とはまったく別物なんです。
一過性全健忘(いっかせいぜんけんぼう)とは
とつぜん新しいことをまったく記憶できなくなる症状です。
でも期間は30分~24時間ととても短時間です。
50~70歳の人におこり、今のところ原因は不明です。
失った記憶はもどることはありませんが、再発確率は10%前後でたいがい1回きりです。
記憶喪失中は脳の記憶を担当する海馬(かいば)というところの血流不足が見られますが、その異常ものちには消えてしまいます。
認知症とまちがえられることがありますが、一過性であることが特徴です。
癲癇(てんかん)でも似たような症状がみられますが、癲癇(てんかん)は繰り返して症状がでます。
ココからは私の体験話です。
私の母が59歳の時のことです。
私は実家で母と一緒に住んでいました。
私があと数日で結婚式を挙げるという時でした。
夕食も食べ終わり、寝るまでのだんらんは2階のそれぞれの部屋ですごしていました。
私と母の部屋は2部屋続きで、とびら1枚で仕切られているだけでした。
顔はお互い見えませんが、何かあれば音も声もよく聞こえる状態でした。
すると母が私のところに来て「今までなにやってたんやろう?なんでこんなことしたんやろう?」と言いました。
別にとんでもないことをしたわけでもなかったのですが、記憶がなかったのでしょう。
私は詳しい事も聞かず「ん?私の結婚式が近くてさみしいから、混乱してるのかな?」くらいにしか思いませんでした。
そのあとは特に変わった様子もありませんでした。
いま思えばあれは1~2時間ほどの一過性全健忘だったのでしょう。
意識がなくなることもありませんし、話もふつうにできます。
一過性全健忘は記憶のない時間が短かければ短いほど、問題行動をおこさなければ見過ごされることも多いのです。
原因としては身体的なストレスや精神的なストレスなどがあげられていますが、決定的なものは今のところありません。
👇ココが大事!👇
一過性全健忘は再発する可能性は低いです。無駄にビビると何もできなくなりますよ。私も経験者です。(^^♪