お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
風邪をなおす薬はないって知ってた?
は⁉なに言ってんの?
そうなんです。
熱や咳(せき)・のどの痛みをなおそうと風邪薬を飲んで、仕事に行きますよね?
あれは熱・咳(せき)・のどの痛みをおさえているだけなんです。
ですが熱・咳(せき)・のどの痛みは、カラダが免疫力を発揮してウイルスとたたかっている証(あかし)です。
免疫細胞について詳しく知りたい人は下枠をどうぞ!
すっ飛ばしても差し支えありません
免疫細胞の種類と役割
免疫の主役は白血球です。白血球はさまざまな免疫細胞で構成され、大きく3つに分かれます。
マクロファージ:全体の5%ですが、免疫システムの司令塔です。身体に侵入した異物をいち早くキャッチして丸飲みするとともに、顆粒球・リンパ球に敵の存在を知らせます。
顆粒球:マクロファージからの知らせを受けると、異物を飲み込んで処理します。そのとき化膿性の炎症をおこし、異物とともに死滅します。傷口の膿(うみ)や黄緑色の鼻水は、顆粒球がたたかった証拠です。
まいマクロファージ・顆粒球は細菌などのサイズの大きな異物は得意ですが、ウイルス・花粉など小さな異物は不得意で取り逃がしてしまいます
リンパ球:3種類あって、小さな異物とたたかいます。
T細胞:ヘルパーT細胞とキラーT細胞がある。ヘルパーT細胞はマクロファージから異物侵入の知らせを受けると、キラーT細胞とB細胞へ伝える連絡係です。キラーT細胞は知らせを受けて異物を分解します。
B細胞:抗体をつくって分解された異物を排除します。一部のB細胞は異物データを記憶し、同じ異物が侵入した時にすばやく抗体をつくって撃退します。
NK細胞:ナチュラルキラー細胞。ガン化した細胞を発見して攻撃するガンキラーです。
マクロファージ・顆粒球・NK細胞はもともと身体にそなわっているため「自然免疫」といい、T細胞・B細胞は生きていくうちに獲得するため「獲得免疫」といいます。
まい異物にたいして、まずは「自然免疫」がはたらき、取り逃がしたものを「獲得免疫」が処理します
それを風邪薬でおさえてしまったら、免疫機能がうまくはたらかなくなり風邪を長引かせることになります。
じゃあ~どうすればイイの?
休養あるのみです。
昼も夜も寝る時間を確保するのが一番なので、仕事も家事もできることならお休みしてください。
昔の風邪薬は飲んだら眠くなるものばかりでした。
ぐっすり寝ることで、風邪をなおしていたんですね。(-_-)zzz
風邪はこじらせなければ2~3日でなおります。
風邪薬を飲んでダラダラひきづっている間に、ちがうタイプのウイルスにやられてしまいますよ。
なるほど~じゃあ栄養あるものを食べて、ひたすら寝ればイイわけね
そこもちょっと~昔と考え方が少し変わっています。
風邪の新常識
ムリに食べない
以前は「風邪を引いたら、栄養をとってしっかり休もう!」って言っていました。
これは栄養のあるものがふだん食べられなかった大昔の話です。
熱を出したら、卵やバナナを買ってきてくれたっていう…私も経験していない頃のこと。
今は食欲がなかったら食べない方がイイんです。
2~3日くらいどうってことありません。
ムリに食べると、内臓に負担がかかって悲鳴をあげます。
ただし水分はいつもより必要となりますので、経口補水液・スポーツドリンクなどを手の届くところに置いておきましょう。
ふつうの水でも全然イイですよ。(^^♪
入浴する
「熱があったらお風呂はダメ!」って言いますよね。
お湯の暑さで体力が消耗するから…だったんですが、それほど気にしなくてもイイようです。
ですが気をつける点はいくつかあります。
- 高熱の時は入浴しない
- 長湯はしない
高熱は人によってちがいます。
私は平熱が36.5度くらいなので、37.5度くらいでフラつかなければ入るかな~?
フラフラした状態で入浴するのは、転倒の危険もともないますのでやめましょう。
熱がある時の長湯はやめておきましょう。
できれば熱めのシャワーをおすすめします。
熱がなくて鼻風邪・のど風邪のときは、いつも通りの入浴をしても問題ありません。
いずれにしても入浴中に「寒い~!⛄」とならないように、気をつけてくださいね。