お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
摂食障害って、食べられなくなる病気?
健康になるためにダイエットをする。
見た目がきれいでスラっとするためにダイエットをする。
なのに体重の増減を気にしすぎたり、食べることに敏感になりすぎて異常な行動をとり、健康に深刻な影響をおよぼす病気。
それが摂食障害です。
私たちはダイエットをする時、いつも摂食障害と隣りあわせにいるとおもわなければなりません。
摂食障害とは?
厚生労働省は摂食障害を難治性疾患「なんじせいしっかん」(43)としています。
難治性疾患:症例数が少なく、原因不明で、治療方法が確立しておらず、生活面への長期にわたる支障がある疾患
- 過食症:食べることがやめられない。「過食を繰り返す症状」と「過食嘔吐の症状」がある。
- 拒食症:食べることができない。
- 特定不能:過食でも拒食でもない。
の3種類があり、低血糖症が原因と言われています。
低血糖症:身体が極度の栄養不足になると、血糖値が急激にさがり、ホルモンの分泌異常をおこし、結果食欲をコントロールできない状態になります。
過食嘔吐する過食症
過食がはじまるとコントロールがきかなくなり、自分が買ってきた大量の食べ物を口につめこみ、足りなくなると家中の食べ物を食べつくします。
そのあと「どうしてこんなに食べたのだろう?」と自分を責めたり、うつ状態になります。
さらにのどに指を突っ込んで吐き、食べたことをなかったことにしようとします。
最初は苦しい思いをして吐いても、繰り返すうちに慣れてラクに吐けるようになって習慣化してしまいます。
こうなると「あとで吐けるから大丈夫」と思って過食はやめられません。
胃酸で食道に炎症がおこったり、歯がボロボロになってきます。
過食を繰り返す過食症
食欲をコントロールできない状態で、嘔吐はせずにひたすら食べ続けます。
あまり時間を置かずに、ムチャ食いを続けるので、肥満になります。
そんな自分がイヤになって精神的に不安定になったり、引きこもって自殺を考えたりするようになります。
見た目には、単なる「食べすぎ」とは食べる量が全然違うので、間違うことはまずありません。
拒食症
食べることが恐怖となって食べられなくなります。
目標体重になっても関係なく、ドンドンやせ細っていきます。
強い栄養失調により、脳の機能低下を引き起こして、感情を表現できなくなり、表情も能面のようになります。
特定不能の摂食障害
チューイング➡大量の食べ物を口に入れるが、飲み込まずにかんだだけで外に吐き出す行為。
拒食症の症状だが、生理不順や無月経の症状が発生していない。
拒食・過食を繰り返すが、体重は正常値の範囲内である。
過食のあとに嘔吐・下剤の使用などをするが、その回数が週2回未満である。
ダイエットや食事が楽しくなくなってきたら、無理をせずに摂食障害をうたがいましょう。
何事も基準は、笑顔で前向きでいられるかどうかです。