お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて、苺(まい)と読みます。
私は片頭痛に悩まされてるけど、ちがう頭痛があるの?
今日は緊張型頭痛について、いろいろ調べてみるよ
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)とは
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)は、後頭部から首筋を中心とした頭全体が締め付けられるように痛む頭痛です。
痛みはいつとはなしに始まり、ほぼ毎日ダラダラと続いていきます。
1日の中では、午後から夕方にかけて痛むことが多いようです。
また肩や首のコリをともなうことが多く、他にふわふわしためまい・目の疲れ・全身倦怠感などが痛みと共にあられることもあります。
緊張型頭痛の場合、片頭痛のように体を動かすと痛みが増したり、吐き気や嘔吐、光・音・匂いに敏感になるなどの同時に起こる他の症状がないため、日常生活への支障はそう大きくありません。
しかし人によっては頭痛が数ヶ月から1年以上も続くことがあり憂鬱(ゆううつ)な頭痛です。
片頭痛とは全然ちがうね!
慢性頭痛の中で最も多いのが緊張型頭痛で、2000万人以上の日本人がこの頭痛に悩まされていると言われています。
男女比に差はなく、中高年者に多いものの近年では子供からお年寄りまで、幅広い年齢層に見られるようになっています。
緊張型頭痛のメカニズム
緊張型頭痛は肩から背中にかけての僧帽筋、頭の後ろの後頭筋、頭の横の側頭筋といった筋肉が緊張することによって起こるとされています。
筋肉の緊張が高まると筋肉内の血流が悪くなり 、乳酸やピルビン酸などの老廃物が溜まります。
その結果まわりの神経が刺激されて、金属の輪で締め付けられるような痛みが起こってくるのです。
- 不安・心配などの精神的ストレス
- 長時間パソコンに向かうなど同じ姿勢を続けること
おもにこの2つが緊張型頭痛の原因です。
いったん頭痛が起きると、痛みによって筋肉が緊張し、さらに痛みを悪化させるという悪循環におちいってしまいます。
ただし中には筋肉の緊張とは関係なく、うつ病などの心の病気が原因の緊張型頭痛もあります。
また緊張型頭痛と片頭痛を併せ持つ人も多いようです。
うゎ~私この可能性があるってことだょね
気をつけよ~っと!
片頭痛は緊張型頭痛のような痛みに変わる⁉
肩こりがあるから、自分の頭痛は緊張型頭痛だと思い込んでしまうことがあります。
ですが片頭痛でも痛む前に予兆として、肩こりの症状があられることがあるんです。
したがって肩こりがあるから緊張型頭痛と決め付けるのはよくありません。
女性の片頭痛患者さんでは更年期以降、女性ホルモンの減少により片頭痛のズキンズキンという拍動性の痛みから、ド~ンとした重苦しい痛みに変わることがあります。
さらにもともとは片頭痛だったのに、鎮痛薬を飲みすぎると毎日のように早朝、頭重感が起こりズキンズキンの痛みからド~ンとした痛みに変化するようになります。
これらは緊張型頭痛と区別がつきにくいので注意しましょう。
片頭痛と偏頭痛
「へんずつう」には片頭痛と偏頭痛2種類の漢字が出てきますが、どちらが正しいのでしょうか?「へんずつう」は英語でmigraineと言いますが、片側という意味がふくまれていますので、学術的には「片頭痛」が正しいとされています。
ではなぜ「偏頭痛」をよく目にするのでしょう?➡入力変換する時に最初に出てくることが多いからなんです。
なぜ最初に出てくるのか?➡広辞苑が採用したからです。
なぜ広辞苑が採用したのか?➡中国では「偏」の文字に「片側」という意味があり、「へんずつう」の意味のことばに「偏」の文字を使っているのです。
日本では「片頭痛」が正しいのね!
緊張型頭痛の主な誘因
- 同じ姿勢を長時間続けている
- 姿勢が悪い
- 運動不足
- 体が冷えやすい
- 精神的、身体的ストレス
緊張型頭痛の予防法
気分転換が第一です!
同じ姿勢で長時間作業をしない
パソコンに向かうなど同じ姿勢で作業を続けるときは、30~40分に1回くらい肩や首の筋肉の緊張をほぐすストレッチなどをおこなう。
椅子の高さやパソコンのキーボードの位置が原因で、肩や首に負担がかかることがあるので、自分に合っているか確認しましょう。
姿勢を良くする
悪い姿勢は一見ラクなようですが、肩や腰などの筋肉に負担をかけ緊張型頭痛を引き起こします。
携帯を見ている時の姿勢は、必ずチェックしてくださいね。
うつむきすぎると頭が重くて、首や肩が悲鳴をあげていますよ。
枕の高さを調節する
寝ている時の姿勢をよくするという意味でも、枕の高さは重要です。
枕は高すぎても小さすぎても柔らかすぎても首に負担をかけ、緊張型頭痛の原因になります。
自分の枕をチェックし、気になるようなら枕を変えることも必要です。
適当な枕がない場合は、タオルを何枚か重ねて微調整することもできます。
適度な運動をする
運動は筋肉を丈夫にし、肩や首のコリを改善してストレス解消も期待できるます。
いいことばっかじゃん!
とくにおすすめなのは、ウォーキングや水泳です。
たいそうなのばっかり…無理だゎ…
散歩やストレッチでいいんだょ(⌒∇⌒)
湯船につかる
筋肉のコリをほぐし、心身のリラックスに効果的なのが入浴です。
とくに冷えやすい人は、シャワーだけですまさず湯船につかることをオススメします。
なかなか時間がなくて…
わかります。浴槽を洗うところまで考えると、シャワーってほんと簡単ですよね。
ですがちょっと聞いてください。
湯船につかるといっても40℃のお湯に15分だけです。
半身浴ではありません。首までつかってくださいね。
間にシャンプーなどをはさんで、7~8分を2回でもいいんです。
これだけでも血行はかなり良くなりますし、7~8分でもジッとつかってるとリラックス効果があります。
シャワーってつねに動いてることになるので、かえって疲れてしまうんです。
かと言って15分以上つかっていると、肌の水分がうばわれてカサカサの原因になります。
ひとり暮らしの人なら、お風呂から上がる時に栓をぬいて浴槽をザッとこすっておきましょう。
これでお風呂洗いのわずらわしさも解消!
洗剤なんて毎回使わなくて大丈夫です。
自分なりのストレス解消法を見つける
心身のストレスが緊張型頭痛の原因となるので、ストレスをため込まない生活を心がける。
仕事の合間にお茶を飲んだり、アフター5や週末は趣味を楽しんだり、自分なりの気分転換をつくりましょう。
それが出来れば苦労はしません
そのイヤな事、今のあなたに本当に必要かどうか?考えてみて!
少量のアルコールを飲む
あまりオススメしませんが、少量のアルコールは血行を良くし緊張型頭痛を防ぎます。
ただし片頭痛を合併している人は、飲み過ぎで片頭痛を招くこともあるので注意しましょう。
さらに少量で止められない人は、いっそ飲まない方がいいでしょう。(^▽^;)
群発頭痛や片頭痛を悪化させる病気
副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻の周りには左右それぞれに副鼻腔(ふくびくう)という四つの空洞があります。
副鼻腔炎は四つの空洞に細菌やウイルス・真菌(カビ)が入り込み、感染し炎症が生じて膿が溜まってしまう病気です。
副鼻腔炎になると鼻の粘膜がはれてウミの混じった鼻汁がたくさん出る急性期を中心に、前頭部や眉間を中心とした顔面の痛み、頭を上げ下げすると痛みが強くなる頭痛をともなうことが多いです。
また力んだり入浴や飲酒などによって頭痛が増強しやすいという特徴もあります。
四つの空洞の中で炎症ができる場所によって、緊張性頭痛の痛みか片頭痛の痛みに分かれます。
👇ココが大事!👇
頭痛は種類によって予防法・対処法がちがいます。鎮痛剤を飲んでハイ終わり!ではなく、自分の痛みとしっかり向き合いましょう。